当塾のオリジナル教材「読書感想文の書き方講座」のテキストは、
当初「因幡の白兎を読んで、感想文を原稿用紙5枚書く」という内容でした。
誰でも知っている日本の神話、古事記に書かれている「因幡の白兎」。
物語を要約すると、だいたい500文字弱で納まります。
そのお話しで2000文字の感想文を書くテクニック。
「ええ~っ、そんなの無理!」
「誰でも知ってる話しじゃん。今さら何書くの?」
というリアクションを期待していました。
ところが、全く予想しなかったリアクションが返ってきました。
「いなばのしろうさぎ…?」
なんと全員がこの話しを知らない!
「缶詰め?」
それは「いなば食品でしょ。タイカレー美味しいよな…」って、その話しじゃないってば。
困ったな。
急遽、例題を「因幡の白兎」から「桃太郎」「浦島太郎」に変更しました。
この話しなら知ってるでしょ。
「知ってる」
「知ってま~す」
ほっ。
よかったよかった。
試しに書店に行ってみると、確かに絵本の殆どはディズニーなどの西欧の作品が殆どで、日本の神話に関する絵本は殆ど見かけないですね。
これもグローバル化の影響なのでしょうか。
いやぁでも。
自分の国のことをよく知ってこその「グローバル化」なのではないのでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿