2015年8月21日金曜日

「読書感想文の書き方」講習

今年で3年目。
3年目にして初めて「因幡の白兎」の話しを知っている小学生がいました!
いやぁ、うれしい。
そのまま「因幡の白兎」の説明無しで授業を続けられる。

「誰でも知っている話しで原稿用紙5枚書く」というのが、この講習のポイント。
ウサギの気持ち、ワニザメの気持ち、大国主命の立場になって、なぜそうしたのか?
を一緒に考える。

去年まではこの話しを誰も知らなくて、途中から浦島太郎や桃太郎の話しに変えました。
「日本の神話を今は学校で学ばないのか」と寂しい気持ちでしたが、今年は

「なぜウサギは渡りきる前にだましたことを言ったのだろう?」
「ワニザメはなぜウサギの皮だけ剥いで、命まで取らなかったのだろう?」
「ワニザメはウサギを食べないのか?」

などなど、一緒に考えることができました。
こういう時間をうちの塾では大切にしています。

講習のあとは、個々に読んだ本の内容の確認。
登場人物の相関図の書き出し。
そこから、感想文。




1人の小学生は「しっぽをなくしたイルカ」を読んできました。
塾に置いてある本。
登場人物の中の、誰の視点で書く?
普通なら主人公。
でもそれじゃぁつまらない。
誰でも書けそう。
おっ、その人選んだか。



その人の言動と自分の人生を重ねあわせて、自分の意見を書く。
そしてこれから自分はどう生きて行こうと思ったかを書く。
大切なのはゴール(結論)先にを決めておくこと。
そうすれば途中で多少話しがずれても必ず最後は筋が1本通ります。

これで今年の夏休みも宿題全部完了。

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