2014年8月11日月曜日

どなたか「因幡の白兎」を知りませんか?

当塾のオリジナル教材「読書感想文の書き方講座」のテキストは、
当初「因幡の白兎を読んで、感想文を原稿用紙5枚書く」という内容でした。
誰でも知っている日本の神話、古事記に書かれている「因幡の白兎」。
物語を要約すると、だいたい500文字弱で納まります。
そのお話しで2000文字の感想文を書くテクニック。

「ええ~っ、そんなの無理!」
「誰でも知ってる話しじゃん。今さら何書くの?」

というリアクションを期待していました。
ところが、全く予想しなかったリアクションが返ってきました。

「いなばのしろうさぎ…?」

なんと全員がこの話しを知らない!

「缶詰め?」

それは「いなば食品でしょ。タイカレー美味しいよな…」って、その話しじゃないってば。
困ったな。
急遽、例題を「因幡の白兎」から「桃太郎」「浦島太郎」に変更しました。
この話しなら知ってるでしょ。

「知ってる」
「知ってま~す」
ほっ。
よかったよかった。

試しに書店に行ってみると、確かに絵本の殆どはディズニーなどの西欧の作品が殆どで、日本の神話に関する絵本は殆ど見かけないですね。
これもグローバル化の影響なのでしょうか。
いやぁでも。
自分の国のことをよく知ってこその「グローバル化」なのではないのでしょうか。

2014年8月8日金曜日

夏休み工作&理科実験

今年もやってます。
夏休み工作&理科実験。

昨年好評だったので、今年も小学生向けに電磁石をモーターに組み上げて、実験しながらリモコンロボットを作りました。



実験内容
1.方位磁石はなぜ必ず北を向くのか。
2.方位磁石に電磁石を近づけるとどうなるのか。
3.電磁石の中が空洞の場合と、鉄心を入れた場合の違い。
4.電池の極性。
5.電池が1つの場合と2つの場合の違い。
6.電池の直列、並列の違い。

「モーターがなぜ回転するのか」は、説明に少し時間がかかるので別の授業時間に行います。



夏休み後半は
「料理は化学だ。一番身近な化学変化」
と題して、「頭が良くなる料理教室」を企画しています。

震災の教訓を生かして、カセットコンロと保存食で美味しい炊き込みご飯を作ります。
炊飯器は使いません。

そしてもう一品が「頭が良くなる(と言われている)」料理を、小中学生でも作れるようアレンジしました。
美味しくできるかな?

2014年8月2日土曜日

教師サポートセミナー

神奈川県教育委員会後援、NPO法人「ピースコミュニケーション研究所」の教師サポートセミナーを受講してきました。
遠くは熊本から参加されている先生もいらして、実に有意義な内容でした。
当塾では今丁度夏休みの宿題で、読書感想文の書き方講座を行っているのですが、その講座に応用できるヒントをたくさん戴きました。

それと、これからの英語教育。
あらためて見るとすごいですね。
2013年に文部科学省が発表した新英語教育案。
中学卒業でTOEIC500点以上、高校卒業で900点以上のレベルが目標。
現在の統計では中学1年生の60%が「英語が苦手」と感じているそうですが、今の学校の教え方で新英語教育案が実行されたら、おそらく90%以上の生徒がつまずくのでは?
というか、学校の先生側が準備できないのではないでしょうか。
今日のセミナーを生かして、当塾ではもっと楽しく、わかりやすい授業を工夫しようと実感しました。

2014年6月22日日曜日

壁を塗り替えました

今までの壁の色は「気持ちが落ち着く暖色系」でしたが、「集中力が高まる寒色:青系」に教室の壁を塗り替えました。
水性で有害物質を含まない塗料を選びました。
作業期間は約3日。

壁の色が変わると、教室の雰囲気がかなり変わりますね。



2014年6月15日日曜日

国語力検定

当塾で今回初めて国語力基礎検定の団体受験を行いました。

漢字検定や英検のように「○級を受験」ではなく、TOEICのように全員同じ問題に取り組み、
正解数と正解バランスにより、級が決まります。

国語力基礎検定は小学3年生から中学3年生まで、国語力検定はそれ以上の方々が対象です。

今回当塾の塾生は、国語力基礎検定を受験しました。
国語力検定は過去問題がありますが、国語力基礎検定は過去問がないので、
普段行っている読解問題で対策しました。

試験終了後解答用紙を回収してから、問題の解説をしました。
解説の度に「ヨッシーッ」「えぇ~っ?!」の声が上がります。

結果が発送される7月4日が楽しみです。

2014年5月11日日曜日

中学1年の壁…2 英語

<三人称って何?>

一人称:私一人:「I」

二人称:あなた(と私)で二人:「You」



ここで問題の三人称。

あなたと私と彼で三人? 「He?」

あなたと私と彼と彼女で四人だけど三人称? 「She??」

それって「私たち」でよくない?

でも「We」は一人称なの???

もうぉぉぉ、わっけわかんな~いっ!

と、学校の授業で頭から煙出しているそこのあなた。



三人称:他人や物

「自分」「自分たち」「あなた」以外の他人や物は全て「三人称」

と覚えましょう。

意外と簡単。



教科書に載ってますよね…? んん??

中学1年の英語の教科書見てみると、あれれ?

これだけ?

ほんの数行の説明。

というか、文法の説明がほとんど載っていない…。

「be動詞」に関する記述もほんの数行。

これじゃわからなくなるのも仕方ないですねぇ。

う~ん、参考書がないとこの教科書だけで自習するのはかなり難しい気がします。

カラフルできれいな教科書だけど、もう少しわかりやすい説明が欲しいですね。

だからこそうちのような塾が必要なんでしょうけど。

つまずいたら、当塾でそこから始めましょ。



2014年4月28日月曜日

中学1年の壁…数学

算数から数学になり、中学1年の最初に学ぶのが「正負の数」。

算数では「3-5」という計算は無かったのが、「3-5=-2」という「負の数の計算」を
4月に学びます。
「2+4=6」「(-3)+(-2)=-5」等の同じ符号同士の計算はすんなりできるのですが、異符号同士の計算でけっこうつまずいています。

(-3)-(+4)=-7

(-3)+(-4)=-7

(-3)-(-4)=1

(+3)+(-4)=-1

(+3)-(-4)=7

という基本の計算が、なかなか理解できません。

学校の教科書を見ると、「解説これだけ?」という内容。

たしかにこれだけで理解するのは難しいかも…。

異符号同士のたし算、ひき算のルール、少し考える角度を変えて考えると意外と単純です。

数学の教科書的に言うと

「異符号同士の和差算は、負の数と正の数同士の和差算」

ということになりますが、

それぞれの数字に付いている符号ではなく、

「計算記号とそのすぐ後ろの数字の符号」に注目します。


◇ 計算記号とそのすぐ後ろの数字の符号が同じなら、必ずプラス

◇ 計算記号とそのすぐ後ろの数字の符号が異なる符号なら、必ずマイナス

となります。

ルールはただこれだけです。

<例1>

(-3)-(+4)=

(-3)のマイナスはスタートポイントを決めるための符号なので、一度無視します。

重要なのは

(-3)4)=

この赤いマイナスと、そのすぐ後ろのプラス

マイナスとプラスなので必ずマイナスです。

数直線で-3からマイナス方向である左に4目盛移動→-7




<例2>

(-3)4)=

の場合、この赤いマイナスと、その次のマイナスが同符号なのでプラスになります。

(-3)+4 と同じなので、-3から数直線でプラス方向である右に4目盛移動→+1


マイナスとマイナスの計算では、こんな覚え方もあります。