2015年11月12日木曜日

病院で料理教室

今入院している病院は、とてもQOL(quality of life→生活の質 病院の場合は入院生活の質)
を重要視している数少ない病院で、入院中に主治医以外にも専門スタッフに退院後の生活の
ことなどいろいろ相談することができる。
身体が病気で弱っている時に、心まで弱くならないための工夫をいろいろ用意してくれている。

その中のひとつ。
入院患者・通院患者向けに無料で料理教室を開いている。
うちの塾でも不定期に料理教室を開いているので、参考にしたくて治療スケジュールの合間に参加してみた。
今回メニューは「パンナコッタ」
イタリア語で「パンナ」=「生クリーム」、「コッタ」=「煮た」だそうだ。

そうだったんだ。
プリンとどう違うのかな?
プリンは卵を加熱することによって固めてるけど、パンナコッタはゼラチンで固めるのか。

材料の分量を量ってゆっくり加熱しながら混ぜて、冷蔵庫で冷やす。



 それだけのレシピの中にもかき混ぜ方や温度の工夫などいくつもコツがあり、
普段自己流で料理している自分にはとても勉強になった。

ソースも手作り


驚いたことに、出来上がりが実に本格的!

見よ!このラッピング!!

料理教室のあとに一時外出して塾に持っていったら、スタッフと生徒に
「これ買って来てくれたんですか? え、手作り!?」
食べてみて
「毎日でも食べたい!」
と褒めてもらえた。

自分用 美味しい有機紅茶も付いてる。

今年のハロウィンは入院中でイベントが出来なかったので、パンナコッタをクリスマスのメニューに加えようかな。

料理は科学だ。
物質だけじゃなく、工夫次第で人の気持ちも変えられる。

2015年10月29日木曜日

テストで知らない単語が出てきたら…

「英語なんてこの世から無くなれ!」思っている私から、英語と言うの底なし沼にはまっている君へのアドバイス その…21くらい? 今度数えてみよう。

「テストで知らない単語が出てきてもパニクらない。前後から想像すればどうにか訳せる!」

例文:
Her bright, beautiful smile makes others happy.

bright」って何? 後ろが「beautiful smile」だから…
多分「肯定的ないい言葉」→彼女の…きれいな笑顔
「bright」…後ろが「right」だから、ライトに関係してる?
ライト→明るい?
…もしかして「彼女の明るい笑顔」?→すぐ後ろに動詞「makes」があるから
「彼女の明るい笑顔」これが主語だね。
動詞の「makes」…「作る・する」…主語が'I','You','We'以外の三単現だからsが付いてるね。
三単現のsが役に立ったぞ。

「others happy.」の「others」は…後ろがhappyだから…
「彼女の明るい笑顔はothersを幸せにする。」→「others」って誰?
others→このsは複数形のsかな?…誰たち?…もしかして「みんな」?
彼女の明るい笑顔はみんなを幸せにする。」…できた。

※ mother→母親…mを取ってsを付けるとothers→他人。
後半の「ther」の前に「fa」を付けると「father」、
「toge」を付けると「together」。
他にも「another」「weather」などなど。
「ther」をひとつ覚えれば、いろいろ応用が利くね。
なんとなく漢字の組み合わせに似ていない?
発音する時は舌を軽く噛むとそれらしく聞こえるよ。
ところで「father」の中に「r」を加えて「farther」にすると、
「より遠く」という意味になる。
やっぱり父親は遠い存在なんだろうか。

↑ もう一つののアドバイス

2015年10月26日月曜日

英語の教科書比較


この1年ほどチラシ類の配布を全く行っていないのだけど、
有り難いことにHPからの問い合わせで、毎月入塾生が来てくれる。
「英語嫌いによる英語嫌いな君の目線で考えた英語の授業」の評判がいいようだ。
考えてみれば、学校の英語の先生は、中学~大学と英語が得意だから英語の先生になったわけで、英語がずっと得意な人に、英語で底なし沼にはまっている生徒の気持ちは、なかなかわからないと思う。

「なんでそんなこともわからないのか」
「勉強不足だ。もっと単語と文法を丸暗記しろ。」

と思っているかも知れない。
あ、中学の時に同じこと言われたの思い出した。

多分、他の塾では絶対に言わないと思う。

「英語が嫌い? 大丈夫、先生も英語大っ嫌いだから。今でも‘英語なんてこの世から消えて無くなれ!’と思っている。でもさ、残念ながら消えて無くならないんだわ。目の前でどとーんと立ちはだかっているから、立ち向かうしかないんだよ。一緒に立ち向かおうぜ!」

体験授業でこう言ったら、全員入塾してくれた。
そして元住吉周辺だけではなく、中原区以外の公立中学の生徒も少しずつ集まって来てくれた。
その結果、英語の教科書が三種類揃ってしまった。

中原区近隣の公立中学で使われているTOTAL ENGLISH、その他の学校で使われている
NEW CROWN、NEW HORIZON。
内容を見比べてみると。

文法や例文の説明が詳しく書かれているのは、NEW HORIZON。
中2の春休みに1年の教科書からしっかり目を通せば、多少のつまづきなら参考書なしでも自力でさかのぼり学習が可能かもしれない。
しかし残念なことに物語の内容がいまいち。
例文が面白くない。単調と言うか、登場人物のキャラが立っていない気がする。
「オチのないサザエさん」を延々読んでいる感じ。
中学生にはとてもつまらない内容だと思う。

次はNEW CROWN。NEW HORIZONほど詳しくなく、わかりやすくもない日本語での説明がある程度書かれている。
さかのぼり学習には参考書が必須。

そしてうちの塾で一番生徒数が多い中原区の中学で採用されているTOTAL ENGLISH。
はっきり言って、英語が苦手な生徒はこの教科書で自力学習は不可能。
英語嫌いな生徒には「この章は何を学ぶのか」さえ、わからないと思う。
文法、例文、解答手順の類は殆ど書かれていない。
「意味不明な記号の羅列としか思えない。」
うちの生徒を代弁するとこうなる。
しかも学校で配られているワーク(問題集)には解答しかない。
「なんでそうなるのか」という解説が殆ど書かれていない。
と、英語嫌いには感じられてしまう。
出版社の販売戦略なのか、大人の都合でもともとのコンセプトが「プラス参考書ありき」なのかもしれない。
しかし、TOTAL ENGLISHにも優れている点がひとつある。
他の教科書と比べて、内容が面白いのだ。
「ブータン農業の父」といわれる日本人農業指導者「西岡 京治」の章は、全文訳していてワクワクした。
また
「学校どこまで進んでる?TAKUがイギリスでステーキ食べてるところまで進んだ?」
と聞けば、学校の授業をあまり聞いていない生徒でも進捗がすぐわかる。

ということで、TOTAL ENGLISHの本文に、NEW HORIZONの解説文が理想の英語の教科書だというのが、今でも英語嫌いな私の個人的な意見。




2015年10月17日土曜日

私立中のテスト期間

先週英検が終ってほっとしたのもつかの間、私立中学のテスト期間突入。
3年生の数学は公立高校1年で学ぶ高校の因数分解が試験範囲。
中学までは「足して5、掛けて6」のようなふたつの条件が合致する数値を求めたけど、高1の数学は「たすきがけ」で3つの条件が合致する数値を求めることになる。
いつも言っていることだけど、社会に出たらそんな状況に日々遭遇する。
その練習だ。

2015年9月8日火曜日

酸性・中性・アルカリ性

私の時代はリトマス試験紙の変化を梅干しに例えて覚えました。

青い梅がすっぱくなると、赤くなる。
酸性になると赤くなる。
片方をしっかり覚えておけば、逆の青はアルカリ性。

今の小学生はなんと「ルパン三世」で覚えてます。

ルパンのジャケットの色は最初青だった。
それが今では赤。
赤くなると酸性→ルパン三世。

う~ん、時代は変わって…いや、ルパンが最初にTV放送されたのは、私が小学6年生。
目黒祐樹がルパン、伊藤四郎が銭型の実写映画のルパンを映画館で見てます。
同時上映は「ノルトラダムスの大予言」でした。

ところが!
10月から放送されるルパン三世の新シリーズ、ルパンのジャケットの色は、青に戻ってますね。
ルパンアルカリ性…。

2015年8月21日金曜日

「読書感想文の書き方」講習

今年で3年目。
3年目にして初めて「因幡の白兎」の話しを知っている小学生がいました!
いやぁ、うれしい。
そのまま「因幡の白兎」の説明無しで授業を続けられる。

「誰でも知っている話しで原稿用紙5枚書く」というのが、この講習のポイント。
ウサギの気持ち、ワニザメの気持ち、大国主命の立場になって、なぜそうしたのか?
を一緒に考える。

去年まではこの話しを誰も知らなくて、途中から浦島太郎や桃太郎の話しに変えました。
「日本の神話を今は学校で学ばないのか」と寂しい気持ちでしたが、今年は

「なぜウサギは渡りきる前にだましたことを言ったのだろう?」
「ワニザメはなぜウサギの皮だけ剥いで、命まで取らなかったのだろう?」
「ワニザメはウサギを食べないのか?」

などなど、一緒に考えることができました。
こういう時間をうちの塾では大切にしています。

講習のあとは、個々に読んだ本の内容の確認。
登場人物の相関図の書き出し。
そこから、感想文。




1人の小学生は「しっぽをなくしたイルカ」を読んできました。
塾に置いてある本。
登場人物の中の、誰の視点で書く?
普通なら主人公。
でもそれじゃぁつまらない。
誰でも書けそう。
おっ、その人選んだか。



その人の言動と自分の人生を重ねあわせて、自分の意見を書く。
そしてこれから自分はどう生きて行こうと思ったかを書く。
大切なのはゴール(結論)先にを決めておくこと。
そうすれば途中で多少話しがずれても必ず最後は筋が1本通ります。

これで今年の夏休みも宿題全部完了。

2015年8月11日火曜日

この夏最大の強敵!

中3生にとって、この夏最大の敵は英語の「関係代名詞」。
それまでさんざん学んできた「英語は1文に動詞は1つ」が覆ってしまい、
殆どの中学生がつまずいてしまう、中学英語最大の難関単元。
これは予想済みで、極力わかりやすい解説を事前に作ってありました。



小学6年生は「速さ」「円の面積」を難なくクリア。
当塾では「道のり≒距離≒長さ」で教えています。
その方が実用的だし、中学に入ったらすぐに「距離」で計算するし。
電車が鉄橋を渡りきるまでの問題は、明らかに「距離」ですよね。

単位は「時速○○km」で説明したあと、
「中学に入ると○○km/hって書くんだよ。ほら、kmを時間で割っているよね。」
と説明すると「速さ=km(距離)÷h(時間)」だとすぐに理解してくれます。

「速さ」問題は、追加でこんな質問を投げかけています。
「横浜ICから御殿場ICまで約100㎞。
時速100kmで走ったのに、1時間以上かかりました。何ででしょう?」
すると
「途中でトイレ休憩した。」
「渋滞していた。」
という意見が出てきます。

「まだあるよ~。 何かな~」
「う~ん、う~んと…」
「わかった!上り坂でスピードが落ちた!」
「あっ!カーブでもスピード落とすよね?」

という意見が出てきます。
ここまでくれば、「速さの公式」をど忘れしてもテスト中知恵で解けるようになっています。
今年の6年生はすんなり「速さ問題」クリア!

ところが!
意外なところに強敵現る!
そいつの名前は小学5年生の約分&通分。

夏休みに入ってから予定より算数の単元が進んで「調子いいな~」と思っていたら、
5年生ほぼ全員、「約分・通分」で勢い余って思いっきりつんのめってます。
もう一度公倍数・公約数戻ったり、難易度の低い問題を数多く出題してみたり。

「この夏最大の強敵、約分と通分を一緒に倒そうぜ!」
「おーっ!」
と盛り上げながらリトライしています。