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最近受講したセミナーの7割以上が「今後の英語教育」に関するセミナーです。
2部に分かれており、第一部は「英語による英語の授業」に関するセミナー。
きれいな10階建ての校舎 |
実際に山形で3年間行った「英語だけの英語の授業」の様子を写したビデオを見ました。
発表の中で「英語の成績が飛躍的に伸びた」と言っていました。
しかし、私の中では
「その反面、授業に全く付いて来れなくなってしまった生徒も成績が伸びた生徒と同じ数いるのではないか」
という疑問が浮かんできました。
そのことに関する発表は今回のセミナーで触れることはありませんでした。
(その時こそ、うちのような臨機応変な対応ができる個人塾の出番だと思ってます。)
また、中学の英語の先生方が参加されており、質疑口頭の内容から
「現場は相当混乱している」
ということが伝わりました。
決定事項は何一つないのだけど、今の案がそのまま通ると、2年後には中学の英語の授業は全て英語になるようです。
もしかすると試験問題文も英文になるのでしょうか。
今の小学4年生が中1になる頃。
第二部は関東学院の英米文学科長、英検協会の方、それに楽天株式会社グローバル人事部副部長の葛城 崇氏をパネリストに迎えたシンポジウム。
葛城氏は「文部科学省 初等中等教育局国際教育課 英語 プロジェクトオフィサー」という、とんでもない肩書きまで持っています。
葛城氏の講演は2回目ですが、堅苦しい肩書きを持っているのに、話しがとにかくわかりやすい。面白い。ためになる。
「今なぜ英語が必要なのか」
「これから英語をどう学ぶべきか」
「企業は新卒を含めた新入社員に何を求めているのか」
「これからこの国と君たちが生き残るためには」
などなどを「聞く側の目線」で話してくれます。
「楽天では公用語を英語にしたことにより、海外から優秀な人材を雇用することが可能になりました。今では全社員の13%が日本人以外の外国の方々」
だそうです。
つまり。
外国人枠が増えて日本人の雇用枠が減った。
これから就職で戦う相手は日本人だけではなく、ハングリー精神旺盛で優秀な外国人も含まれる。
今の中高生が社会人になって5年くらいすると、英語が堪能な後輩が入って来て、油断しているとあっと言う間に抜かれてしまうかもしれない。
ということか。
セミナーが終わると、すっかり暗くなった外では12月らしいイルミネーションが。
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